小児副鼻腔炎｜ひろた耳鼻咽喉科医院（京都市山科区）副鼻腔炎・蓄膿症（ちくのう）専門サイト

小児副鼻腔炎の症状

大人の副鼻腔炎と同じく、主に鼻水、鼻づまりが主な症状です。鼻や咳から風邪を連想される方が多くいらっしゃいます。風邪は数日から1週間程度でよくなりますが、1週間以上症状が続いているようでしたら、風邪ではなく副鼻腔炎なのではと疑い耳鼻咽喉科を受診してください。においがわからない、鼻水が喉に流れるなど大人だと症状を伝えることができますが、小児のため上手く伝えられません。アデノイド増殖症やアレルギー性鼻炎と相まって、いびきや口呼吸になることがあります。また中耳炎を併発しやすくなります。これは大人と比べ耳管の構造や働きが未発達のためです。中耳炎にも注意しましょう。

小児副鼻腔炎の原因

風邪による鼻水、鼻づまりが長引き「急性副鼻腔炎」または「慢性副鼻腔炎」になるケースがあります。またうまく鼻がかめず、すすってしまうことも原因の一つと言われています。

小児副鼻腔炎の治療

定期的に通院し鼻・副鼻腔にたまった鼻水をきれいに取り除きます。マクロライド系抗菌薬を少量ずつ長期に使用します。鼻水の粘性が強い場合、細菌培養検査を行い。細菌に有効な抗菌薬を投与します。 アレルギー性鼻炎が合併する場合、抗アレルギー薬を内服したり、ネブライザー(吸入器)を使った治療を行います。