副鼻腔炎の種類

好酸球性副鼻腔炎

好酸球性副鼻腔炎とは

好酸球性副鼻腔炎はいわゆる副鼻腔炎(蓄膿症)の中で、もっとも難治性のやっかいな病気です。治療が難しく、長期にわたって通院治療が必要です。平成27年7月1日には難病法に基づき、指定難病に指定されました。発症年齢は30代半ばから50代半ばに集中しています。性別による差はありません。

好酸球性副鼻腔炎

好酸球性副鼻腔炎の症状

最もよく見られる症状が鼻水と鼻茸によるひどい鼻づまり(鼻閉)です。粘りが非常につよい鼻水によりなかなかかみ出せず、鼻づまりを起こします。さらに嗅覚が鈍くなります。やがては匂いが全くわからなくなり味覚も失うこともあります。鼻茸(ポリープ)が多発し、鼻水がのどに流れ、鼻づまりから口呼吸になります。気管支喘息を合併する方、鎮痛薬の内服によって喘息症状が起こりやすくなる方もいます。難治性の中耳炎(好酸球性中耳炎)を合併し将来難聴になるなどの症状が出ます。

好酸球性副鼻腔炎の原因

今のところ原因はわかっていません。
好酸球と呼ばれる白血球の一種が炎症を起こすことが原因と考えられています。しかしご自身が持つ好酸球が鼻粘膜で増殖し炎症を引き起こす原因は分かっていません。

好酸球性副鼻腔炎の治療

厚生労働省も治療方法は「未確立」としており、治療に関しての有効なガイドラインは確立されていないのが現状です。治療においてわかっていることは薬物療法であればステロイド薬以外は何も効果がないということです。しかし、学会や研究会では様々な議論が交わされています。臨床の現場では有効性のある治療法が行われています。

急性増悪時においてはステロイドの短期間内服を行います。 寛解期(落ち着いている期間)においては補助薬剤による寛解期の延長、抗アレルギー薬や鎮咳去痰剤、吸入ステロイド薬などの併用したり、少量のステロイド内服による維持療法を行います。

手術療法

  • 副鼻腔の単洞化、病的粘膜の除去、ポリープの減量といった内視鏡下副鼻腔手術
  • 鼻腔容積の拡大や鼻腔通気性の確保を目的とした鼻腔形態の改善手術
    (鼻中隔強制術、粘膜下下鼻甲介骨切除術など)
  • 粘調性鼻汁の除去、鼻腔の除菌、鼻粘膜の消炎といった鼻洗浄処置

好酸球性副鼻腔炎は再発率が非常に高く、薬物療法、手術療法を組み合わせ複合的に治療を行うことが大切です。 また難治性であること理解し、症状が出ないようにする、落ち着いている期間を長くすることを目標に信頼できる医師と付き合っていただく事が大切です。

副鼻腔炎・蓄膿症の種類

副鼻腔炎の種類は大きく急性副鼻腔炎、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の2つに分けられます。
さらに慢性副鼻腔炎は原因、症状によって細かく分かれます。
難治性の好酸球性副鼻腔炎、歯が原因となる歯性上顎洞炎などがあります。

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